家族の絆を大事にする二世帯住宅で節税も

  このところの災害を身近に感じて、家族の絆が大事だと感じておられる方も多いと思います。

  いざというときに家族で助けあえるようにと、二世帯同居を選択する人も増えているように感じます。
 親世帯と子世帯のプライバシーなどの問題から、これまでは二の足を踏む人も少なくなかったと思いますが、さまざまなライフスタイルを考えた二世帯住宅が出来るようになって選択しやすくなったような気がします。
  ライフススタイルによって二世帯住宅には3つのタイプがあると思います。1つ目はリビングやキッチンなどの生活空間をすべて共有して一緒に暮らすタイプで、介護や育児など世代間の協力がしやすいと思います。2つ目はキッチンなど一部の空間は独立させ、その他の生活空間を共用するタイプで世代間の交流がしやすいと思います。3つ目はキッチン、玄関、浴室などの生活空間がすべて独立しているタイプで、プライバシーの確保がしやすいと言えます。
 二世帯住宅は、相続税の節税にも大きく繋がるのです。「小規模宅地等の特例」という制度があり、330㎡までの部分の自宅土地の評価額が20%の評価でいいことになっているからです。
  先に、3つ目といった独立性が高い住宅の土地には、この特例の適用が認められていなかったのですが、2年前から対象となり、プライバシーを重視する方々にも選びやすくなりました。
  このような相談も色々と受けています。私どもでは、それぞれの方の事情、想いを大切にし、節税にも繋がるよう一緒に考えさせていただいています。
  何なりとご相談ください。


税理法人野口会計事務所 所長 野口泰弘
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