納税資金のことも考えながら相続対策を

   相続税は死亡という偶然の出来事をきっかけに課税されることになります。
また、課税対象となる相続財産を持っていた人と納税者となる相続人は当然のことながら別の人なので、納税しなければならない人が事前に納税資金を準備しておくことは難しいのです。
   不動産や同族会社株式や個人の事業用資産が相続財産のほとんどであるような場合、相続人は相続税の納税に苦労することになるのです。相続税の財産評価を下げて税金を少なくする対策はもちろん大事ですが、それと同時に税金を払えるようにしておく資金対策も大事な相続対策と考えています。
  納税資金としてある程度の預金等を残してあげるとか、換金性の高い上場有価証券にしておくとか、生命保険金を活用するなど、納税資金対策も大事なことと思います。
   残される奥様、子供たちが困らないようにと一生懸命作ってきた財産で家族が困ることがないように” 財産の評価減対策 “” 分割がやりやすいようにする対策 “そして” 納税資金対策 “を考えながら、それぞれの方に必要な相続対策を一緒に考えさせていただいています。何なりとご相談ください。

税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘
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