お墓をどうするかの一例

 実家の墓を継ぐのが難しいという人が増えています。
その場合の選択肢には、①墓の近くに親戚がいれば継いでもらう②同じ墓地に永代供養の墓があればそこに遺骨を移す③お墓を別の地域に移す・・・の3つがあると思います。
 私は郷里を長崎県の壱岐(玄界難の孤島・壱岐の島)に持つ1人です。野口家の長男として53年前父が他界したとき、壱岐にある宅地、田畑、山それにお墓全てを相続(私は何も知らないうちに母が長男が引き継ぐのは当然ということで私の名義へ)していました。家屋は母が亡くなった後管理ができないということで潰しましたが、田、畑、山等の不動産はそのまま荒れ放題になっています。
 お墓は壱岐で嫁いだ妹が見てくれており、私は毎年お盆の前後に子供や孫をつれてお墓まいりにいくのがやっとでした。
 冒頭に記した選択肢では①の墓の近くに従兄弟等親戚はいるのですが、どこもその子供達は壱岐を離れてしまっています。②の永代供養墓といった施設はありません。墓地が私の所有地にあるだけです。③の別の地域に移すしか方法がありませんでした。
 私の死後、壱岐に葬ってもらえばいいのではないかと言われる方もありましたが、子供や、孫にそのような大きな負担、責務を負わせるのは私の望むところでありませんでした。何年もの間、悩んで悩んでの結論で、御先祖様の御魂に奈良の地の新しいお墓におうつりいただくことになりました。
 先日8月10日に”御魂抜き”の祭事(私の家は神道のため神官さんの祭事)を壱岐のお墓でして、お墓の土を持って奈良に帰ってきました。一昨日8月31日奈良に創った新しいお墓で”清祓式”を奈良の地の菅原天満宮の神官さんに行っていただきました。
 野口家の御先祖様と一緒に奈良の人になったのだという思いをしています。
 私どもの事務所では大事な財産を守るため、節税を最大限する方法を一緒に考えさせていただくことを仕事としています。それ以外の相続等の悩みもご一緒に考えさせていただいています。何でもご相談下さい。

税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘
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