単身高齢者 高まるリスク

 先日、高齢者の介護施設に最近入られた93才の知り合いの御婦人を訪ねてきました。遺言書の作成等でお手伝いし、その後、老後の生き方過ごし方等相談に乗りながら、長い人生の思い出話等も聞かせていただくなど、永くお付き合いをさせていただいています。
 ご結婚された経験もなく、子供もおられません。ご養子さんをもらわれたのですが一緒に住むという環境にはなられていません。自分の家で最後を迎えたいと常々おっしゃっていたので、色々な介護の方々の助けを求めながらがんばりましょうと言ってきたのですが、最近ご近所の方々から、訪問介護の方は24時間いてくださるのではないのだから一人暮らしは心配だ、24時間介護の目がある施設を考えて欲しい。と強く要望があり、不本意ながら施設入居になったのです。
 ご近所の方々だけでなく、ご養子さんもほっとされているようです。私も施設を訪ねてみて、環境管理体制もすばらしいなぁと思いました。ご本人もある程度納得されているようで「介護をしてくださる方も素晴らしいし、お部屋も素晴らしいですね。」と私が言うと、嬉しそうにうなづかれていましたので、ほっとしました。
 高齢者で一人暮らしをしている人の割合がどんどん増えているそうです。誰にも気づかれることなく死亡する「孤独死」を生むリスクも高まっているようです。色々な相続対策、財産対策、老後対策の中に自分の老後をいい環境で向えられるようにする対策もあると感じています。
 そのような思いを持ちながら相続対策の色々な相談に乗らせていただいております。
何でもご相談ください。一緒に考えさせて頂きます。

税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘
 
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