観光客増加による公示地価上昇

    3月27日に国土交通省が発表した今年1月1日時点の公示地価によると、地価の上昇が地方にも波及しているという報道が大きくされていました。
奈良県では商業地は10年ぶりに上昇、工業地は3年連続の上昇となったと報じられています。JR奈良駅・近鉄奈良駅周辺の上昇は外国人観光客の増加による「インバウンド需要」を取り込んで上昇が大きくなっているそうです。
    奈良の地では観光を活用した活性化の取り組みが色々とされています。3月24日には平城宮跡歴史公園「朱雀門ひろば」がオープンされ、奈良公園と並ぶ観光拠点へと期待されているようです。
   奈良公園の玄関口には「登大路バスターミナル」を整備し、奈良公園の魅力の向上を図る工事が着々と行われています。
ホテルの進出計画も続々と出てきています。奈良市役所の南側にはマリオットホテルの建設が始まりました。奈良公園の一角と言える所では、吉城園周辺地区でのホテル計画、高畑町裁判所跡地でのホテル計画も具体化されつつあるそうです。旧奈良監獄の往時の姿をそのまま残す煉瓦造りの建物を改装してのホテルも計画されているようです。
明日香村には星野リゾートのホテルの進出が具体化されているようです。
   田原本町の唐古・鍵遺跡史跡公園では「遺構展示情報館」そのすぐそばには「道の駅」がもうすぐ完成します。
このような観光に関する取組が色々とそれぞれの地で行われています。このような取組によって、それぞれの地域が活性化され、その周辺の土地の価値も大きくなって行くのでしょう。
所有土地の価値上昇は所有者にとっては嬉しいことですが、相続税の土地評価も上がります。相続にあたっての相続税対策は時間をかけて充分にしていくことが大事ですね。
   何でもご相談ください。一緒に考えさせていただきます。


税理士法人野口会計事務所 所長 野口泰弘
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