遺産分割は親族間にわだかまりを残さないように

   相続税に関しては、遠くからの相談を受けることも多いのですが、先日は沖縄からも相談を受けました。
相談者は相続人の一人ですが、「遺産分割協議というところにまでなかなかいかない。亡くなってから相当時間が経つが遺産の状況の提示もないので、財産の内容やその状況を調べてもらえないか。」という主旨の相談でした。
    話を聞いていると、代表となっておられる方が協議を拒否されておられるわけでもないようですし、その方と電話で話も出来るようでした。それで、まず「自分が知っている人に税理士がいるので手続きを手伝ってもらいましょう」と提案して下さい。相続人皆様の同意、協力があって行うのが一番うまくいきます。皆様の協力がないと財産調べもなかなか難しいし、その後の遺産分割協議も難しくなります。と、お話しをしました。了承されて、その方向で進めてみます。とのことでした。
 私どもは相続の分割等の相談を受けた時、相談者の意向をお聞きするのはもちろんですが、分割協議でこれまで出来ていた家族、親族間の関係がうまくいかなくなったり、ぎくしゃくしたものになってしまうのを出来るだけ避けたいと思っています。
それには公平な立場で相続人皆様の意向をお聞きする。それを将来のことも考えて上手く調整する。その過程で当然税金を最大限少なく出来る分割方法、評価方法等も考えていくようにしています。 
相続のこと税金のこと何なりとご相談ください。

 
税理士法人野口会計事務所 所長 野口 泰弘

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